福島県の森林環境学習

 県は森林環境税の導入に伴い、平成18年度から森林環境学習の推進事業を実施しています。この事業は学校教育等で森林と人との良好な関係を取り戻す手立てについて学習する機会を提供するというものです。この学習を通して将来直面する環境問題を自らの力で解決できる能力を養いましょう。


学習すべき内容

1 森林環境学習の目的⇒森林と人とのよい関係を取りもどす方法を学ぶため。

2 森林の役割
(1)二酸化炭素を吸収して酸素をつくります。
(2)豊かな森林の土は雨水の汚れを取り除き、きれいな水をつくります。
(3)土にしみこんだ水を少しずつ川に送り出すことで、洪水や渇水(かっすい)を防ぎます。
   また、川の水量を安定させます。
(4)草や木の根が土や石を押さえ、土砂くずれなどの災害を防いでいます。
(5)森林には私たちのくらしに役立つものがたくさんあります。
 ※たとえば、食べられるもの、薬になるもの、生活の道具をつくるものなど。
(6)野生生物の生息地になっています。
 ※植物と生き物(虫や鳥や動物など)は助け合って生きています(共生関係)。

3 地球が心配
(1)森林が減少しています。
 ※特に途上国の熱帯雨林が減少しています。原因は、日本やアメリカなどへの木材輸出(日本は木材の
 純輸入量が世界一)、先進国に輸出する食肉やエビやコーヒーなどの生産するための伐採、先進国が
 使うバイオ燃料の原料をつくる農地開発、途上国の人口増加にともなう農地開拓と木質燃料の使用量
 増加、異常気象による森林火災などです。
(2)世界中で化石燃料(石油・石炭・天然ガス等)を大量に燃やしています。

4 福島県の森林環境の現状
(1)洪水や渇水の心配⇒山の木を全部切って丸裸にする皆伐が行われてきた。
(2)土砂くずれが心配⇒急斜面につくられた人工林や道路は土砂くずれを起こしやすい。
(3)野生生物の減少、絶滅危惧種の増加⇒機械化林業や外来生物が野生生物をおびやかす。
(4)放射能汚染⇒原発事故により森林や生き物が放射能で汚染されてしまった。

私たちがすべきこと
(1)化石燃料の使用量を減らしましょう。
(2)電気を節約しましょう。⇒電力の約60%は火力発電(化石燃料を燃やして発電)です。
(3)石油製品(プラスチックなど)をなるべく買わないようにしましょう。
 ※大量生産、大量消費、大量廃棄の生活スタイルを見直しましょう。
(4)環境にやさしい植物資源(竹や木や草など)をなるべく利用しましょう。
 ※植物資源利用の原則⇒自然の再生能力を超えない範囲で使いましょう。何度もくり返し使いましょう。
(5)外国の木材はなるべく使わないようにしましょう。
(6)自然をあまり傷つけない方法で林業を行いましょう。


学習をお手伝い致します

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講演
・対象 ; 小学生から大人まで
・時間 ; 1〜2時間程度
・その他 ; 映像(スライド映写機等)を使った講演が可能です。

野外学習
・対象 ; 小学生から大人まで
・時間 ; 1〜4時間程度
・場所 ; 学校周辺や自然公園など、森林があればどこでも行えます。

お問合せ先
ナチュラリスト横田清美事務所
〒963-0201 福島県郡山市大槻町字殿町81-1
電話;090-9422-9357(8時〜22時)
E-mal;5aw22h@bma.biglobe.ne.jp

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