自然観察によい双眼鏡の選び方

2018年7月17日 横田清美

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▲左がコーワのジェネシス33プロミナー8×33、右がニコンのモナーク7-8X30

よい双眼鏡で感動と発見の新世界を
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 双眼鏡を使えば、近づくと逃げてしまう鳥や虫などを簡単に観察することができます。いちいち近づいて観察する必要がないので体力の消耗を抑えることができます。
 また、目標物の前後が程よくぼけて見えるので、プロカメラマンが撮った写真のように美しく見えます。2〜3m先にある小さな花や虫も美しい大画面で見ることができます。双眼鏡があれば自然観察が一層楽しくなります。
 双眼鏡は選び方が大切です。実視界(双眼鏡をのぞいたときに見える範囲)が広ければ目標物を見つけやすいですし、また映画館の大画面を見ているような迫力があります。レンズの性能がいいと肉眼よりも鮮明に見え、視力の低下でお悩みの方は「はっきり見える喜び」が得られるでしょう。

                                             ▲左は実視界が大、右は実視界が小

自然観察によい双眼鏡の条件
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(1)倍率は8倍(遠くにいる水鳥や猛禽類を主に観察するという方は10倍)。
(2)実視界は8倍率なら7°以上(これ以下だと目標物を見つけにくくなり、画
   面の迫力も物足りない。8°以上あれば文句なし)。10倍率なら6.0°以上。
(3)8倍率なら対物レンズは30mmくらいがおすすめ(これより小さいと画面が暗
   くなります。これより大きいと重量が重くなります)。10倍率なら若干暗くな
   るので42mmくらいがおすすめ。
(4)軽量でコンパクト(700g以下がおすすめ。500g以下なら文句なし。)
(5)最短合焦距離は2m以内がおすすめ。
(6)明るさは10.0以上(15.0以上だと文句なし)。
(7)アイレリーフが15.0mm以上(長いほど眼鏡を掛けていても見やすくなる)。
(8)その他…防水仕様、信用のおけるメーカー品。

                                                   ▲下が実視界8.3°、上が実視界5.6°

8倍の双眼鏡ならこれがおすすめ
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モナーク7-8X30(8倍×30mm)【ニコン】
  ※ヨドバシカメラの店頭価格(2018年3月現在)¥33,280税込
@重さ435g  A実視界8.3°  B明るさ14.4
C最短合焦距離2.0m  Dアイレリーフ15.1mm
E1000m先の視界145m  F全長119mm  G横幅123mm

◎最大の魅力は広い視野と軽量コンパクト。
◎画像周辺部に若干ひずみがあるが中心像はかなりクリア。
◎欠点はあるものの、コストパフォーマンスは一番高い。
×接眼目当ての回転部は数年経つときつくなる傾向がある。
×ピント合わせリングは数年経つときつくなる傾向がある。
×本体のラバーゴムは摩擦に弱く劣化しやすい。
×接眼キャップはゆるゆるで使いづらい。                ▲ニコンのモナーク7-8X30

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GENESIS33プロミナー8×33(8倍×33mm)【コーワ】
  ※ヨドバシカメラの店頭価格(2018年3月現在)¥124,080税込
@重さ590g  A実視界8.0°  B明るさ16.8
C最短合焦距離1.5m  Dアイレリーフ15.0mm
E1000m先の視界140m  F全長131mm  G横幅121mm

◎画像の隅々まですっきりはっきり見えて気持ちがいい!
◎1.5mの最短合焦距離は植物や昆虫などの観察用にも最適。
◎視度調整にロック機構を採用。視度がずれる心配がない。
◎若干重く感じるが使い心地は満点。実視界も8.0と広い。
◎高価なものではあるが、孫の代まで大事に使えば決して高い買
 い物ではない。よいものを使うことによって自然観察への興味
 がより一層高まる効果を期待したい。                      ▲コーワのジェネシス33(8倍)

重さを気にしない人はより明るい双眼鏡を
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BD42-10XDプロミナー(10倍×42mm)【コーワ】
  ※ヨドバシカメラの店頭価格(2018年3月現在)¥43,310税込
@重さ655g  A実視界6.2°  B明るさ17.6
C最短合焦距離1.5m  Dアイレリーフ18.0mm
E1000m先の視界108m  F全長132mm  G横幅127mm

◎定価4〜5万円クラスの双眼鏡の中では断トツでクリアに見える。
×視度調節リングはゆるく、ずれやすい。
×接眼目当ての出し入れ調節は遊びが多くてぎこちない。
×ストラップの留め具の効きが悪く使用中に長さが変わってしまう。
×一般的な双眼鏡と比べるとピント合わせリングの遠近の回転方
 向が逆になっていてまぎらわしい。

                                        ▲コーワのBD42-8XDプロミナー

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モナーク7-10X42(10倍×42mm)【ニコン】
  ※ヨドバシカメラの店頭価格(2018年3月現在)¥44,220税込
@重さ660g  A実視界6.7°  B明るさ17.6
C最短合焦距離2.5m  Dアイレリーフ16.5mm
E1000m先の視界117m  F全長142mm  G横幅130mm

◎実視界と操作性と手触り感はコーワより勝っている。
◎眼鏡をかけた状態でも見やすいと感じた。
×画像周辺部にひずみがあり、ちょっと気になる。
×接眼目当ての出し入れ調節はややぎこちない。
×視度調整リングは若干ずれやすい。
×見え味と最短合焦距離はコーワと比べると劣る。

                                      ▲ニコンのモナーク7-8X42

●この他、ニコンのモナークHG8×30(税込¥97,200位/ヨドバシカメラ価格)やモナークHG8×42(税込¥91,800位/ヨドバシカメラ価格)もおすすめです。双眼鏡を複数台ほしい方は10倍率の双眼鏡も1台あるといいと思います。1台だけの場合は手ぶれの少ない8倍率の双眼鏡を優先して買うことをおすすめします。


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