自然観察の素材【植物】

【更新 : 2020年2月18日】※写真・イラスト・文章の無断転載・無断使用を固く禁じます。


〔種名アイウエオ順〕

▼アオギリ;落ちている実を拾って空中に放り投げてみよう。くるくる回りながら落ちてきます。回らないと
 きは写真右の様に種を一つだけにすると回ります。観察時期は晩秋〜初冬。

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◇アカミヤドリギ→〔参照〕ヤドリギ

▼アケボノソウ;花に来るアリを探そう。アリがなめているところが蜜腺です。花は9〜10月。

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◇イケマ→〔参照〕ガガイモ

▼イヌコリヤナギ;葉に虫こぶが付いていないか探してみよう。虫こぶを割ると中にハバチの幼虫が一匹入っ
 ています。虫こぶとは、虫が植物に寄生することでできるこぶ。時期は9月頃。

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▼オオシラビソ;亜高山帯に生えるマツ科の樹木。幹に横長のこぶが多数付いており、中に松脂が入ってい
 る。棒切れなどでこれをつぶすと松脂のいい香りがする。松脂は皮膚に付くとなかなか落ちないので注意し
 よう。観察時期は一年中。同じ仲間のモミも同様の観察ができる。

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◇オオバクロモジ→〔参照〕クロモジ

▼カガイモ;袋状の果実の中に綿毛のついた種子が詰まっています。種子は風で運ばれます。弱い風でもよく飛
 ぶので、飛ばして遊んでみよう。時期は12月〜1月頃。同じ仲間のイケマも同様に遊べる。

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▼カタバミ;茎葉を丸めて十円玉を磨くと十円玉がピカピカになります。熟した実を指で刺激する
 と種がはじけます。

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◇キツリフネ→〔参照〕ツリフネソウ

▼カラハナソウ;実をほぐしてバラバラにすると黄色い種が現れる。香りをかぐといいにおいがし、なめると
 苦い。ビールの苦味、香りの原料となるホップの仲間です。時期は9〜10月。

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▼カリガネソウ;受粉のしくみを観察してみよう。ハナバチ類が花に止まると、体の重みでぶら下がる格好に
 なり、その際に花粉がハチの背中に付く仕組みになっています。花は8〜9月。

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▼クズ;利き手の反対の手で指一本入る程度の小さめの輪を作り、その上にクズの葉をのせます。手のひらで
 葉の上を勢い良く叩くと「ポン」と音が出ます。クズ鉄砲という遊びです。クズの葉はツタウルシの葉に似
 ているので間違えないようにしよう。時期は春〜秋。

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▼クロモジ;枝を傷つけるといい香りがします。親指の爪で枝を少しだけ傷つけて香りをかいでみよう。

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◇ケナシヤブデマリ→〔参照〕ヤブデマリ

▼コブシ;赤い種子をつまんで引っ張っると白い糸が約3p出てきます。観察時期は10〜11月。

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▼サワギキョウ;ハナバチ類が花の蜜を吸いにくるとハチの背中に花粉が付いて受粉する仕組みにな<ってい
 ます。花は8〜9月。

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▼ジュンサイ;沼や池の水面に卵型の葉が浮いていれば、それはジュンサイの葉です。ジュンサイは若芽や茎
 に寒天状のぬめりがあるので、触れるようであれば触ってみよう。このぬめりは虫などから身を守る役目が
 あると思われます。若芽は食用になります。時期は6〜8月。

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▼シラカバ;果穂(写真左)を手でもんでバラバラにほぐすと、鳥の形に似た果鱗と蝶々の形に似た種子が現
 れます。観察時期は秋〜冬。

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▼ゼニアオイ;花びらを一枚頂いて鼻にくっつけて遊んでみよう(つけ方にはコツが要る。いろいろと試して
 みよう)。花は6〜8月。

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▼チカラシバ;ブラシのような穂の付け根を親指と人差し指で挟み、写真のように上に引き上げるとウニ? 
 それとも毛虫? が作れます。時期は9〜10月。

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▼ツクバネ;よく熟した果実(写真左)を空中に放り投げると、高速回転しながら落ちてきます。写真右はま
 だ未熟。時期は11月〜1月。

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▼ツユクサ;花びらを少しだけ採取して紙にこすりつけてみよう。花びらは絵の具になります。花は7〜9月。

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▼ツリフネソウ;受粉のしくみを観察しよう。ハナバチが花に入って蜜を吸うと頭や背中に花粉が付きます。
 また、熟した実は指でつまむと種がはじけます。花の色が黄色のキツリフネも同じ。

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◇ネコシデ→〔参照〕ミズメ

▼ノアザミ;成熟した花の先端を刺激すると花粉が出てきます。虫が来た時だけ花粉を出す仕組みになってい
 ます。花期は5〜8月。

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▼ノリウツギ;若い枝の皮を少し剥いで水や雪で濡らし、人差し指と親指でつまんでくっつけたり離したりし
 ていると、だんだん粘り気が出てきて糸を引きます。ノリウツギの樹皮は和紙作りの際の糊剤として利用さ
 れます。観察時期は一年中。

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▼ハス;雨が降るとハスの葉の上に雨水が溜まる。雨水が溜まって重くなると茎が傾き、水がこぼれる。時に
 は隣のハスの葉に水が受け渡され、次々にハスの茎葉が動く。その様子はまるで生き物が動いているようで
 面白い。雨の日でないと見れない光景だ。観察時期は夏。

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▼ヒマラヤスギ;公園によく植栽される園芸樹木。写真左はヒマラヤスギの球果(松ぼっくり)。鱗片の隙
 間に翼を持つ種子(写真右)がたくさん挟まっている。この種子は落下するとよく回転し、風で運ばれる。
 冬になると球果はバラバラなって地面に落ちるので、種子を拾って落下させて実験してみよう。また、バラ
 バラになった球果の先端部分はバラの形に見えて美しい。観察時期は12月〜3月。

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▼ヒメオドリコソウ;群生している場所を見つけたら、目をつぶって手のひらで花の表面をなでるように触っ
 てみてください。子猫をなでているような感触がします。花期は3〜5月。

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◇ホザキヤドリギ→〔参照〕ヤドリギ

▼ミズメ;枝を少しだけ傷つけて香りをかいでみよう。サリチル酸メチルの匂いがします。葉が2枚ずつ「ハ」
 の字形に付くのが特徴。同じくカバノキ科で亜高山に生えるネコシデも同様の香りがします。

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◇モミ→〔参照〕オオシラビソ

▼ヤドリギ;他の樹木の枝に根を食い込ませて成長する半寄生樹木。実が落ちていたら実をつぶして果肉に触
 ってみよう。果肉を長く触っているとねばねばしてきて糸を引きます。鳥がこの実を食べるとねばねばの糞
 を出し、それが枝にくっついて取り付く仕組みです。観察時期は冬。

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▼ヤブデマリ;花に虫が来ていないか探してみよう。小さな花の周りに蝶の形に似た装飾花(がくが変形したも
 の)があり、虫(特に蝶)を呼び寄せます。花期は5〜6月。

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▼ヤマナラシ;葉は少しの風でもよく揺れます。葉が風でよく揺れる様子と葉っぱの構造を観察しよう。葉は
 キャベツのように湾曲し、葉柄は縦に平べったいので風で揺れやすい構造になっている。揺れることにより
 毛虫を払い落としています。風でそよぐ葉音も心地よい。観察時期は夏〜秋。

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▼ヤマノイモ;9〜11月に蔓(つる)の葉の付け根に付くむかごは生食できる。ヤマイモに似た味と食感があ
 り滋養強壮効果がある。冬の果実(写真右)は中に翼のついた種子が6個入っており、風によって散布され
 る。

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▼ヤマボウシ;(あれば虫めがねを使って)赤い矢印の部分を観察してください。ここに小さな花がたくさん
 付いています。白く大きな花弁に見えるものは、虫を呼び寄せるための飾りです。花期は5〜6月。

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▼ヨシ;葉で笛を作ってみよう。先端の尖った新芽部分を取り、芯を抜き取り(芯は使わない)、筒状に形を
 整える。根元の方を口にくわえ、手を離した状態で強く息を吹きかけると蚊が飛ぶような音が出ます。時期
 は夏。

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ナチュラリスト横田清美事務所
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