自然観察の素材【昆虫】

【更新 : 2020年2月18日】※写真・イラスト・文章の無断転載・無断使用を固く禁じます。


〔種名アイウエオ順〕

▼アオバセセリの幼虫;食樹のアワブキやミヤマハハソの葉を丸めて袋状の巣を作り、その中に棲んでいる。
 幼虫は非常に派手な姿をしている。巣にはのぞき穴のような窓をいくつかつける。巣を見つけたらよく観察
 してみよう。観察時期は6〜9月。

File2021.jpg File2022.jpg

▼アゲハチョウの仲間の幼虫;棒切れで幼虫を突っつくなどして脅かすと、頭から2本のオレンジ色の肉角と独
 特の臭いを出して威嚇する。観察時期は6〜9月。

File2015.jpg File2016.jpg

▼アブラゼミ;近くの公園で木の根元に一円玉大の穴が開いていないか探してみよう。あれば、それはセミの幼
 虫が空けた穴の可能性が高いです。7月中旬〜8月中旬が羽化の時期なので、その時期の夜8時頃に懐中電灯を
 持って公園へ行き、羽化しようとしているセミの幼虫や羽化中の様子を観察しよう。ヒグラシ、ツクツクボ
 ウシ、エゾゼミ等の羽化も見れるかもしれない。

File2025.jpg File2026.jpg File2027.jpg

▼アワフキムシ(幼虫)の仲間;草の茎や木の幹に写真のような泡が付いていたら、泡を少しどかして隠れて
 いる虫を観察しよう。アワフキムシの幼虫は泡の中に隠れながら草や木の汁を吸っています。観察時期は6
 〜7月。

File2007.jpg File2008.jpg

▼イラガの繭;写真左はガの一種イラガの繭で、冬であればこの中にさなぎになる準備を終えた幼虫が一匹冬
 眠しています。幼虫(写真右)は有毒毛虫で、毒針に触れると大変痛い事で有名です。観察時期は一年中。

File2001.jpg File2002.jpg

▼ウスタビガ;晩秋に出現し、コンビニなどの灯火によく飛来する。顔は意外なことにかわいい。全体に毛が
 ふさふさしていてぬいぐるみのようです。見つけたら顔をよく観察してください。観察時期は10〜11月。

File2042.jpg File2043.jpg

▼エサキモンキツノカメムシ;背中にハートマークがあるカメムシ。成虫越冬するが、スギの皮の隙間によく
 入って冬眠するので探してみよう。スギの皮をはがしてしまうと虫がかわいそうなので、皮を少しめくって
 覗く程度にしよう。観察時期は冬。

File2050.jpg File2051.jpg File2052.jpg

▼オオセンチコガネ;動物の糞を食べる森の掃除屋さんです。動物のふんを見つけたらオオセンチコガネがい
 ないか探してみよう。写真左はカモシカの糞の中にもぐろうとしている様子です。観察時期は4〜10月。

File2009.jpg File2010.jpg

◇オオムラサキ→〔参照〕コムラサキ

▼オツネントンボ;オツネントンボは成虫で越冬する。冬眠中の個体を探してみよう。板の隙間や木の割れ目な
 ど5mm程度の隙間を探すと見つかります。観察時期は冬。

File2011.jpg File2012.jpg

▼オトシブミの仲間;新緑の頃、木の葉を巻いてその中に卵を1個産み付けます。木の葉にオトシブミの葉巻
 が付いていないか探してみよう。葉巻を作成中のものが見つかったら、虫の姿や作っている様子を観察しよ
 う。観察時期は5〜7月。写真はヒメクロオトシブミ。

File2053.jpg

▼オンブバッタ;写真左のような細長い草が生えている草地があったら、オンブバッタが隠れていないか探し
 てみよう。見つけたら葉っぱそっくりの体をよく観察しよう。また、オンブバッタやショウリョウバッタは
 顔がひょうきんで「癒しの顔」をしているのでじっくり見てほしい。観察時期は8〜11月。

File2031.jpg File2032.jpg

▼カミキリムシの仲間;カミキリムシには首を動かして音を出すもの(写真のゴマダラカミキリなど)、足の
 太ももと羽をこすって音を出すもの、音を出さないものがいます。カミキリムシの牙にかまれないように注
 意して鳴く様子を観察しよう。観察時期は6〜9月。

File2013.jpg File2014.jpg

◇カワラバッタ→〔参照〕クルマバッタ

▼クルマバッタ;飛ぶと黄色い後ろ翅が目立って美しい。後ろ翅は前翅の下に隠れていてふだんは見えない。
 捕まえることができたなら後ろ翅を広げて観察しよう。時期は8〜10月。カワラバッタの後ろ翅はブルーで
 美しい。

File2029.jpg File2030.jpg

▼コガタスズメバチの巣(とっくり型);とっくりを逆さにしたような蜂の巣を作るのはコガタスズメバチだ。
 5〜6月頃に女王蜂が一匹だけで作る。巣材の朽木の色により縞模様がつく場合がある。使用中の巣を観察す
 る場合には蜂を刺激しないようにして観察しよう。

File2044.jpg File2045.jpg

▼コムラサキ;見る角度によって翅が紫色に見えたり見えなかったりする。コムラサキやオオムラサキを見
 つけたら、いろいろ角度を変えて見てみよう。観察時期は6〜9月。

File2046.jpg File2047.jpg

▼コメツキムシの仲間;平らな場所または手のひらの上に仰向けに寝かせると、勢いよく飛び跳ねて起き上が
 ります。その際、パチンと音がする。ただし、全てのコメツキムシ類ができるとは限らない。身の危険を感
 じると死んだふりをするものもいる。出現時期は5〜8月。

File2054.jpg File2055.jpg

▼シャクガの幼虫(シャクトリムシ)の仲間;木の枝に化けているシャクガの幼虫を探してみよう。見つけた
 ら間違いないかどうか確認してみよう。観察時期は春〜夏。

File0072.jpg File0073.jpg

▼シロアリ;シロアリを見つけたら、白い紙にボールペンで『8』の数字を書き、その紙の上にシロアリを乗
 せてみよう。するとシロアリはインクが付いた部分を辿って歩きます。実験してみよう。時期は夏。

File2048.jpg File2049.jpg

▼スズメバチの仲間;樹液をなめているスズメバチ(写真左)は刺激しない限り危険はないので、近づいての
 観察もOK。ただし、翅を細かく震わせているときはイラついているので近づかないこと。巣に近づくのは
 危険です。いきなりは刺しませんが、警備のハチが人の顔の周りを飛んでカチカチと警告音を出したときは
 すぐに巣から離れること。警告を無視すると一斉に襲ってきます。観察時期は夏〜秋。

File2003.jpg File2004.jpg

▼テントウムシの仲間;冬眠中の虫を探そう。樹名板の裏など虫が隠れそうな狭い隙間を探すと見つかります。
 観察時期は冬。

File0086.jpg File0087.jpg

▼トンボの仲間(羽を閉じて休むトンボを除く);オニヤンマやアキアカネなど羽を広げて休むトンボを捕ま
 えたら、「トンボの催眠術」という遊びをしてみよう。トンボを平らで涼しい場所にあおむけに寝かせ、二
 本の指で翅を押さえておとなしくなるのを待ちます。おとなしくなったらゆっくり手を離すと催眠術にかか
 ったかのように動かなくなります。うまくいけば1分以上も寝たままになります。時期は春〜秋。写真はオ
 ニヤンマ。

File2034.jpg File2035.jpg File2036.jpg

▼ニホンミツバチ;巣を見つけたら近くでよく観察しよう。ニホンミツバチは手で捕まえたり巣を壊したりし
 ない限り刺しません。植物の受粉に大いに役立っている虫なので、静かに見守りましょう。観察時期は5〜
 10月。

File2017.jpg File2018.jpg

▼ハイイロチョッキリ;コナラの木の下に小枝がたくさん落ちていたら、ハイイロチョッキリの仕業かもしれ
 ません。ハイイロチョッキリはドングリに穴をあけて卵を産み、その後で枝を切り落とす。ドングリにどう
 やって穴をあけるのか? どうやって枝を切るのか? 見つけたらよく観察してみよう。

File2039.jpg File2040.jpg File2041.jpg

◇ホソミオツネントンボ→〔参照〕オツネントンボ


ナチュラリスト横田清美事務所
〒963-0201 福島県郡山市大槻町字殿町81-1
電話;090-9422-9357(8時〜22時)、E-mal;5aw22h@bma.biglobe.ne.jp


Bt0388.gifトップページへ