自然観察の素材【動物】

【更新 : 2020年2月18日】※写真・イラスト・文章の無断転載・無断使用を固く禁じます。


■美しい鳥    ■かわいい動物

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〔種名アイウエオ順〕


◇アオゲラ→〔参照〕アカゲラの巣


▼アカゲラの巣;キツツキ類は木の幹に穴をあけて巣をつくるので、林業にとっては害鳥でしょうか。キツツキの巣穴をみると穴が深い。幹の表面付近はくちばしでたたいて穴を掘れるが、右のイラストの黒塗りの部分はくちばしでたたくのが難しく掘り進む事が出来ない。ではこの黒塗りの部分はどのようにして穴ができたのか。答えは最初から空洞が出来ていた木を巣にした。もしくは中心部の材が腐ってボロボロになり、その木くずを取り除くだけで巣が作れる木を選んでいた、のどちらかです。すなわち、キツツキは木材としての価値がなくなった木を利用しているので害鳥ではない。逆に木の中を食い荒らす害虫を食べるので益鳥です。観察時期は一年中。
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▼アマガエル;アマガエルは周囲の色に合わせて緑〜灰色に体色を変化させる。擬態している様子を観察しよう。なお、アマガエルは体の表面に刺激物が付いているので、手で触った時はその手で目をこすらないように気を付けよう。観察時期は冬以外。
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◇イタチ→〔参照〕テンの糞


▼イノシシの痕跡;イノシシは落ち葉の下や土中に潜むミミズや小昆虫などを食べる。鼻で土や芝生をひっくり返すので、その痕跡は大変目立つ(写真中央)。近年は温暖化の影響か、以前は生息していなかった積雪地帯にも生息するようになり、農作物被害や湿原植生の破壊等が深刻化している。写真右はイノシシの糞。観察時期は一年中。
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◇オオアカゲラ→〔参照〕アカゲラの巣


▼オナガグモ;林縁部の杉や松の枝先の間に数本の糸を張っただけの粗末な巣をつくる。体を伸ばしてじっとしていると細い棒にしか見えない。見つけたら指先で軽く突っつくと動き出します。写真のように巣に卵嚢が付いている場合もある。時期は5〜8月。
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▼カイツブリ;湖沼に生息する水鳥で、スイレンやヒシなどの間に水草を積み重ねて水面に浮く巣をつくる。親鳥は背中に雛をおんぶして子育てする。観察時期は6〜8月。
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▼カジカガエル;5〜6月頃、渓流で「フィフィフィ…」と美しい声で鳴く。体は石そっくりの保護色だが、写真のような石の上を探せば見つかる。
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▼カバキコマチグモ;ヨシやススキの葉が写真左のようにちまき状になっていたら、それは毒グモのカバキコマチグモの巣です。中で雌グモが卵を守っています。かまれると大変痛いので、巣を刺激しないようにしましょう。観察時期は夏。
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◇カラスガイ→〔参照〕ドブガイ


▼クロサンショウウオの卵;森林または森林に隣接した場所で、写真左のような水溜まりでクロサンショウウオの卵を探してみよう。クロサンショウウオは環境省レッドリストの準絶滅危惧に指定されている。観察時期は3月〜5月。
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◇コアジサシ→〔参照〕コチドリ


▼コチドリ;小石の多い河原や海岸にコチドリがいたらよく観察しよう。コチドリが地面に伏せてしばらくじっとしていたら、そこに巣があるかも知れません。卵は石にそっくりです。コアジサシも似た環境に営巣します。観察時期は5〜6月。
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▼ゴミグモ;円型のクモの巣の中央にゴミの塊が縦長に付いていることがある。それはゴミグモの巣で、ゴミの中にゴミクモが隠れている。公園や庭でよく見つかる。探してみよう。
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▼ツキノワグマ;樹上に大きな鳥の巣状のものがあったら、まず枝先が折れていないかを見る。枝先が木の内側方向折れていたら熊の食事跡だ。イラストは樹上での食事風景で熊棚と呼ばれている。木の幹に熊の爪痕(写真中央)が付いている場合もある。木の下には木の実の食べかすや糞(写真左)が落ちていることがあるので探してみよう。熊に出会ったときは熊を刺激しないこと。熊に背を向けないことも大事。近づき過ぎたときは後ずさりして距離を取ること。熊棚の見頃は落葉時期。
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▼ツチグリ;キノコの仲間。乾燥すると丸まり、濡れると星形に開く。胞子が入っている丸い袋はてっぺんに穴が開いており、大きな雨粒が袋に当たると胞子を放出する。開いていたら棒の先で突っついて胞子が出るかどうか確認してみよう。
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▼テンの糞;テンはイタチ科の動物。なわばりを主張するため、目立つところに糞をする。糞は登山道や遊歩道の岩の上や倒木の上でよく見つかる。イタチの糞も同様の場所で見つかるが、イタチの糞はテンより一回り小さく、水辺近くに多い。糞を見つけたら内容物を観察し、何を食べているか想像してみよう。観察時期は一年中。
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◇トウキョウサンショウウオ→〔参照〕トウホクサンショウウオの卵


▼トウホクサンショウウオの卵;森林または森林に隣接している環境で、写真左のようにわずかな流れがある小川でトウホクサンショウウオの卵(写真中央)やトウキョウサンショウウオの卵(写真右)を探してみよう。これらは環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。観察時期は3月〜5月。
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▼ドブガイ;川や池の泥底に隠れているので探してみよう。泥底の上にわずかに出している水管(水を出し入れする器官)が見つける手掛かりです。カラスガイは湖沼の泥底にいる。
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▼ニホンザル;ふだんは木の葉や草を食べるが、冬は木の芽や樹皮を食べる。樹皮を食べた跡(写真中央)を探してみよう。サルの食べ跡とカモシカの食べ跡は似ているが、サルは木に登るので食べ跡が高い場所にも付く。写真右はサルの糞。観察適期は冬。
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▼ニホンリス;リスがいるかどうかは食痕(食べかす)があるかどうかでも分かる。写真左はリスの主食であるアカマツの実の食痕、写真中央はオニグルミの実の食痕。まずは松やクルミの木の下で食痕を探してみよう。姿を見たければリスが活発に活動する早朝に探すのがよい。秋にはクルミの実を地中に隠す貯食行動も見られる。観察時期は一年中。
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▼ニホンカモシカ;ふだんは草を食べるが、冬は木の芽や樹皮を食べる。樹皮を食べた跡(写真中央)を探してみよう。カモシカの食べ跡とサルの食べ跡は似ているが、カモシカは木に登れないので食べ跡が低い場所にしかつかない。カモシカは奥歯のような歯で樹皮を引きちぎるようにして食べる。また、カモシカはなわばりを守るために角を木にこすりつけてにおいを付ける。このときに付く「角こすり跡」(写真右)も探してみよう。観察適期は冬。
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▼ノウサギ;夜行性の動物なので姿はなかなか見れないが、積雪期に食べ跡や糞や足跡を探し出すのはそう難しくはない。ノウサギの足跡(写真中央)があれば追いかけて食べ跡(写真右)や丸い糞を探そう。ノウサギは枝を食べる時、必ず冬芽を少し残して食べ、木が枯れないように配慮していることも知っておこう。観察時期は積雪時。
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▼ハシビロガモ;湖沼や河川で冬を越す渡り鳥。泳いでいるときはあまり気が付かないが、陸に上がると雄は大変カラフルであることが分かる(写真左)。数羽〜数十羽で水面をぐるぐる回りながらプランクトンを食べる習性がある(写真右)。観察時期は冬。
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▼ムササビ;ムササビはキツツキが使わなくなった巣穴をねぐらにしている。ムササビにとってキツツキの巣は入口が狭すぎるので、入口を歯でかじって広げてから使っている。ムササビが使用していれば、木の根元にムササビの糞(写真中央)が落ちている。ねぐらの周辺を散策し、地面にムササビの食べ跡(写真右)が落ちていないか探してみよう。
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▼モズ;晩秋、尖った枝先にバッタやカエルなどが刺さって死んでいることがあるので探してみよう。見つけたら誰の仕業か考えよう。肉食のモズは食料が乏しくなる冬に備え、捕らえた獲物を枝などに刺して干物をつくる。この習性を「モズのはやにえ」という。
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ナチュラリスト横田清美事務所
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